プロトタイピング研究会:第1回

プロトタイピング実践例紹介(Figmaを使ったモバイルアプリ・サービス編)

本研究会では、実際のプロトタイプ実践例を紹介するシリーズの第1回として、Figmaを活用したモバイルアプリ・サービスのプロトタイピングに焦点を当てます。

開催目的

実務でFigmaを使用してアプリケーションやサービスのプロトタイピングを行っているゲストを招き、実践的な業務プロセスと具体的な事例を学びます。動くプロトタイプを作成しながら完成度を高めていく手法を、自社の開発プロセスに応用することを目指します。

開催詳細

  • 日時:2024年11月22日(金)14:00-16:00
  • 場所:ワークショップ24 2F コラボソピア(岐阜県大垣市今宿6−52−18)

プログラム

講座1:ハッカソンで活用するFigma

講師:青木聖氏(https://aokis-works.com/)
県内IT企業でエンジニアとして勤務しながら、多数のハッカソンで受賞経験を持つ青木氏が、限られた時間内でFigmaを駆使してソフトウェアを開発する実例を解説します。

講座2:Figma+AI+Flutterによるモバイルアプリ開発事例

講師:浅尾楽氏(情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 2年)
IAMASの学生チームが企業からの依頼を受け、Figma、AI、Flutterを組み合わせて短期間でモバイルアプリを制作した事例を紹介します。独創的なアプローチは、効率的なプロトタイピング手法の新たな可能性の参考になるかと思います。
 
本研究会を通じて、様々なプロトタイピング手法を学び、自社の製品開発プロセスの革新にお役立てください。

Figmaについて

Figmaは、UIデザインやワイヤーフレーム作成に適した、ブラウザベースの共同編集可能なデザインプラットフォームです。米国サンフランシスコのFigma, Inc.が「デザインをすべての人に」というビジョンのもと開発しました。

申し込み

定員10名
参加費:無料

主催

岐阜県DX推進コンソーシアムWG プロトタイピング研究会
構成企業

アンケート

アンケート結果(8名参加)

 
質問、ご意見、今後のご希望講座などありましたらお願いします。(6 件の回答)
  • 今後はターゲット、題材含め考えていきたいですね
  • ありがとうございました。
  • figmaの使い方が半分だったので、具体的な操作をたくさん見れたら良かったかなと思います。
  • 青木さんのプロトタイピング能力と浅尾さんのチャレンジ精神に感銘を受けました。このようなエンジニアやデザイナーさんをつなげて、なかなかアプリ開発などに手を出さないユーザー企業さんとのプロジェクトに発展できればと思いました。今後の取り組みにも期待してます。
  • とりあえず形にしてしまう現状打破していくスタイルはとても参考になりました。
  • Figmaは触れたことがなかったので、開発でどう利用したらよいか分かってよかったです。
  • 私の知らない知識を学べました。ありがとうございました。
 

株式会社リーサ高城さんからおすすめ本

今日ご紹介した書籍と作りかけですがFlutterアプリ開発について記載した記事のリンクをお送りします。関係者に送付いただけるとありがたいです。 データモデリングについて学習できる書籍「システム開発・刷新のためのデータモデル大全」
データモデルとUIデザインに関する書籍「オブジェクト指向UIデザイン」
Flutterを使ったスマホアプリ開発に関する記事
 

今後の取り組み

最後の質疑応答は活発な意見が交わされた。特に2番目のゲストの浅尾さんの以下の問題提起が中心になった。
  • FlutterとAIを使った開発の問題(画面遷移の多いと難易度が高くなる)
  • UIを先行して開発した際のアプリで取り扱うデータモデルの設計があと回しになる問題
特に後者はアプリ制作のプロトタイピングにありがちな問題で、様々な議論が交わされた。
主催企業の株式会社リーサ高城さんは大学でもこの分野を扱われていたので、データモデル設計やそれに伴うUI設計に関して、おすすめ参考書なども紹介された。
この部分は、プロトタイピングの次に直面する問題なので、次回以降にフォーカスできたらと思っている。