テレマティクスハッカソンを開催しました。

2015年03月10日(火)
3月6,7日に「loTとしての車」をより便利に面白く使うアイデアソン+ハッカソンを行いました。
テレマティクスとは
テレコミュニケーションとインフォマティクスから作られた造語で、移動体などが通信手段を通じて利用できるサービスの総称です。
一般的には、自動車、輸送車両などへの双方向のデータ通信によるサービス提供に対して使用されます。

今回のテレマティクスハッカソンで車両からの情報を得るために使われたシステムは、GEOTAB(ジオタブ)というシステムです。
GEOTABを搭載した車両と、そこから得られるネットワーク上の車両データにアクセスするWebAPI、アプリを簡単に作れるツールで実際に動くシステムを作成しました。
最後の発表会では、高齢者の日々の危険運転を検知するシステムや、GEOTABを装着したレンタカーを市町村などが貸出、観光や安全なドライブに役立てたり、外国人観光客対応の観光案内システムなどを実際の車両で試しました。
車両の情報は膨大です。
すべての情報をネットワーク上に転送すると大変なデータ量になってしまい、その取扱いも複雑になります。
GEOTABは情報の送信タイミングと圧縮技術を使いこの問題を解決し、実用的なシステムに落とし込まれています。
反面、タイムラグが発生するためリアルタイム性が厳しく求められる用途は不得手だったりします。
参加者の方には、実際にGEOTABを搭載した車両を使い開発することでシステムの特性を体感して頂けたのではないかと思います。